2011年５月３日
コース記録：初戸9:00−雨降山11:00−権現山11:30 11:45−浅川峠12:40−亀石13:20−不老下バス停14:20

左下：初戸

　左上：そろそろ新緑の季節　　右上：ここにも風雪害による倒木防止のぐるぐる巻き
　用竹や雨降山からの尾根道に出た（雨降山頂上は道の東すぐ）
　左下：尾根に桜が植林された一帯があった。桜の名所にするつもりだろうか
　右下：和見へ下りる分岐点。写真では見えにくいが、権現山方向の木の間に注連縄が掛かっている

　左上：権現山をのぞむ
　山上からさかんに人声が聞こえてくる。雨降山の尾根に出たあたりから聞こえはじめ、人声はけっこう遠くまで響くものだと実感。
　よく、二十六夜講だの決まった日の晩、近在各郷から若者らが山上に集まり男女の出会いの場となっていたと聞くが、登りながら賑やかな人声が聞こえてきただろう。山中のお祭り、賑やかな人声、これは結構うきうきする。

左上：北方向、三頭山から笹尾根をのぞむ　奥の三角山は御前山？
右上：王勢籠神社奥社　登山客にお神酒や和見名産のこんにゃく、山菜、サンショなどをふるまっていた。ローカルTV局や市の取材が入っていた
左下：権現山頂上　登山客、地元の人、消防団など大勢人がいて、お弁当を広げていた（できるだけ人が入らないように撮ったのですが・・・）
右下：西の山梨方向　本来なら富士山がよく見えるという

最初は権現山方向へ巻き道状に山腹を戻り道も踏み跡程度、不安になるが、針葉樹の人工林に入れば明瞭になる。荒れているが見失うことはない（上）。
道を塞ぎそうな潅木の枝を折り折り進む。最近潅木を鉈でカットした跡もある。

やがて沢に出た。赤テープの指示どおり、いったん南へ沢を渡る。作業道が分岐しているが上らず木の橋を再び北に渡る（２回渡河しなくても行けそうだが、斜面が崩壊していた）。最後木の橋を渡って（左上）、亀石に出た（右上）
亀石は石灰岩質砂岩と硬砂岩の互層構造で昔から珍重されてきたという。生痕化石の可能性もあるとのこと（掲示板説明による）

左上：棚頭集落あたり

右上：殿地あたり

左：王勢籠神社のお札
ここも三峰山や御岳山同様、おいぬさま信仰の山だった
耳を伏せして、なかなか可愛い

川崎市内のとある谷戸には、今でもおいぬさま信仰を持つ農村集落が残っている。その歳時記を記録したドキュメンタリー映画を見たことがあるが、毎年講を組んで三峰山に詣でて祈祷してもらっていた。
２１世紀の今でもこうした行事を続けている人々がいる。